「わぁ…!同じ眼鏡さんだねぇ」ニコッ


「え?あ、そうですね」ニコリ



私と藍色髪は目を合わせながら、ニコニコした




「何お前らニコニコしてんだよ、気色わりぃ」


金メッシュは舌をだしながら、うえーとやっている。


何を言う!
笑顔は素敵ではないか!



まぁ、まずは職員室が先だよね…


「…て、職員室って何処だし“ガラガラ!”」


私が言い終わると同時に保健室のドアが開いた。




「笹原さん!こんな所に居たの!?」


…?



ドアが開いたかと思うと、若い女の先生が入って来て、こちらにダッシュで走ってきた



「取り敢えず、早く“ここから”出ましょう!」


そう言うと先生は私の腕を掴み、ドアの方まで引っ張られた。



「のわ!」


私はバランスを崩しながらも歩いた


全く…、何なんだ?急に…



―ガラガラ



そしていつの間にか、保健室を出て、“女子”と書いてある方の階段をあがっていた。