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「……ん…が……いる…」


ん〜…。



「…お………、ますか…?」


「……おい、お前起きろ!」


あぁ〜…なんかもう…


「おいコラ貴様…、この俺様を無視する気かぁ゙…?」


本当に…



「いい加減起きろや!」



―バッ!



「大好きぃ!!」



―ぎゅむ!




「………」


「………」



(しばらくの沈黙)




んー!よく寝たぁ!


眠りから覚めたばかりな私は、目をパチパチさせた。



「おい」


「ん?」


上を見ると、男の人が…

男の人が……


男?の人…







………ハッ!Σ( ̄□ ̄;)




「だ…、誰ですか?」


「第一声がそれか?コラ」

なぬ?



「驚く所、ちがくないですか?」


「今の状態見てみなよー!」


今の状態?



えーと…


確か誰かに肩を揺らされて、うつ伏せから天井が見える体勢になってて



私は丁度夢の最中で、利宇に大好きーて言いながら抱きついたら

今の状態。


もっと詳しく言ったら今、私の上に男の人が覆い被さっていて、私が抱きついている。




「あ、スミマセン」


「いえいえ。……て、違うだろ!」


私はゆっくりと手をどけた