「なっ…、何それ!?」


「本当…変なルールよね…」

「校長先生、可哀想じゃん!」


「…そこじゃないでしょ、普通」


「仕方ないわ、和泉…。只の馬鹿だから」


「失礼な!私はただ単に、純粋に同情してるだけだよ!」


「胸張って言う事じゃないわよ」


「しかも同情って…」



校長先生、結婚出来ないのは寂しいよね…?

それなのに、自分より先に周りの男女がイチャイチャしてるのが頭にきたんだよね?



てゆーか…



「それじゃ、もはや…“女子高”と“男子校”じゃん」

「全くその通りね」


「ま、別にどうでも良いけどね」



………( ̄□ ̄;)!!



「あぁ!だから、先生あんなに焦ってたんだぁ」


成る程〜

それだど、つじつまが合う。



「焦ってたって?」


和泉ちゃんが、頭の上に?を浮かべながら聞いてきた


「いやさぁ〜私が寝てた保健室って、多分その男子ゾーン?だったんだよねー」

「うん」


「そこでさ、金メッシュ、赤髪、藍色髪の男に会っちゃってさー大変だったよー!」


「……!?…」

「ズー……」


和泉ちゃんは何故か間抜けな顔で、私を見ていて

それを気にせず登子ちゃんは麦茶を飲んでいた。