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―キーンコーンカーンコーン



「終わったぁ〜!」


四時間が終わり、お待ちかねのお昼ターイム!


私は、隣にいる登子ちゃんの机に自分の机をくっ付けて、私の前に登子ちゃんが居る状態にした。



「何やってんの?」


「お昼だから、机くっ付けてんの!さぁさぁ、私のごは…………」


スクバの中からお弁当を取ろうと、モゴモゴやっていると…





………(@゚▽゚@)…!





「お弁当ナッシング!」


そーだった!

朝作るのを忘れていた!



「し、しまったぁ〜!」


私は頭を抱えて、ひたすら唸った。



「食堂行けば良いじゃない」

そんな登子ちゃんは、もうすでに自分のお弁当を食べていた。



「マイマネー、ノー財産…」

財布を逆さまにして振ってみるが、ほこりしか落ちてこない…



「御愁傷様」

「そんな事言わないで、少し分けてよー!」


「嫌よ、私の弁当だし」


「親友でしょー!私腹ペコなの!」


「あら、奇遇ね。私も腹ペコなのよ」


「笑顔で流したって、駄目だから!」


「仕方ないわね…水で我慢しなさい」


「水なんかで、私のお腹は満たされませんー!」



私と登子ちゃんは、しばらくの間、言い合いをしていた…、が






「良かったら、私の弁当あげようか?」