side:隼斗





……



「おーい!」


……



「隼斗さーん?生きてますかー?」



……



「頭イカれちまったか!?」

「こりゃ、黄昏てますね」

……



「おーい、いい加減こっち戻って、こい!」


―バシッ!



「いっ…てェ!!何すんだ、てめェ!!この俺様をぶつなんて!!」



「あ、戻った」

「戻りましたね」



目の前の二人は拍手をしながら言った。


芯の野郎…俺の頭をチョップするとは


「生きて帰れると思うなよ…」



「んな怒るなよー!あ、もしかして結構痛かった?」

「んな訳ねーだろ、蚊に刺されたのと同じレベルだ」

「どうだかー?」


両手で頭の後ろをを支えてるコイツは
一宮 芯(イチミヤシン)15。赤髪で、背は低めのカッコ可愛いってやつ。

性格はテンションの高い、クラスのムードメーカーって感じな奴



「どうしたんですか?授業始まってからずっと上の空ですよ?」


コイツは
川野 梓(カワノアズサ)16。藍色の髪に眼鏡をかけてる、背は高くて、紳士なやつ。

敬語は癖らしい、だから俺達は何も言わねー

性格は、まとめ役みたいな感じだ。