秀汰「あず!!」
あ、いたんだねお兄ちゃん。
梓「明日からここに通うことになったから、今日から行って来いって言われた」
秀汰「言われたって…まさか」
梓「そのまさか」
秀汰「ま、安心ちゃ安心か」
梓「何が??」
秀汰「こっちの話」
変なお兄ちゃん。
私が皆の前でお兄様って言うのはお嬢様として教えられてきたから。
でも初めはお兄様ってちゃんと呼んでた。
でもお兄ちゃんが、「他人みたいに感じるから二人の時はお兄ちゃんって呼んで」と言ったから。
まあ、気を張り詰めないからいいんだけど。
梓「祐介さんの所に行った方がいいよね??」
秀汰「行かないまま俺の所に来たわけ??」
梓「だって迷うより、お兄ちゃんの所に行った方が早いと思って…」
秀汰「俺の所には迷わずこれたのか」
梓「うん」
秀汰「とりあえず、行くぞ」
??「どこ行くんだ??」
梓「あ、さっきの…」
??「あ、兄貴見つかってよかったな、あず」
梓「さっきは、ありがとうございました…って言うかなんで私の名前を??」
秀汰「さんきゅーな、麗恩」
麗恩「どーいたしまして。で気づいた??あ・ず・さちゃん♪」
梓「………ぁ、あぁ!!」