「明日晴れたら、お弁当作るから!そうしたら、でかけようね」


 その次の日。
 まぁ、言うところの翌日。

 窓から外を見渡せば、どんよりと降りた雲の合い間からは大粒の雨。


 ズゥゥゥゥーン。


 あからさまにそんな擬音・・・いや、寧ろ口から漏れていたかもしれない、が彼女の背後に暗い影を作っていた。