…………チチチッ


小鳥のさえずりが聞こえる。朝だ。


寝ぼけている体に鞭打って、支度し、無理やり学校へ行った。
足取りが重い。

しかし、頭はまだぼやけてるはずなのに、今朝見た夢を鮮明に覚えていた。

《浅野君浅野君・・・そんな人学校にいたっけ??》

それをずっと考えていると、


「よっ!!!蒼!おはよっ☆」

友人の柚奈の声でハッとなる。