空は青く、天気は快晴。

まるで、空も輝たちを見送るかのようなすがすがしい天気。

「うわぁー!!」

空港初めて来たけど、すごく大きーいッ!!

「悠奈ー!!」

大好きな人に呼ばれた。

「輝ーッ!!」

「悠奈、ちょっと来てくれる?」

「…う、うん…??」

突然輝にそう言われ、わけもわからず歩き始めた輝について行った。

…さっきいた場所から10分くらい歩いただろうか、空港の屋上に来た。

「よし、ここならいいかな…??」

屋上に着くやいなや、輝が言った。

「わぁー!!ここからの眺めがすごくいい♪」

「だろ?俺もさっきここに来ててさ、すごく眺めがよかったから悠奈にも見せたって思ったんだ。」

優しく微笑みながら輝は言った。