「理奈、よろしくね。」 いつの間にかあたしの隣に座っている愛梨がお得意のキラースマイルと共に平然とそう言って。 あたしが広瀬理奈だとわかっているのに… 幼なじみと久々の再会をしたのにちっとも懐かしんだり、喜んでいるようには見えない。 むしろ、彼女の視線の先はあの頃と同じあいつのように思える。