記憶をたどる。
えっと…






「本橋愛梨です。よろしくね。」


ぺこりと頭を下げる彼女。




本橋愛梨!?
うそ!




記憶をたどるまえに彼女が名乗ってくれたおかげで
あたしは誰かを思い出すことができた。