「はぁ」








……。





やっぱり






人見知り、辛いなあ。









菜波みたいに明るくなりたい。












「ねぇ。」









はあ………。




「ねぇってば」






……ん。







私は声のする方向を見つめた








隣の男子が私を見ている。



「ねえねえ」




わ、わたし???





「……な、……なんですか」
(声、震えまくり)












「俺、朔田翔輝。よろしくね♪」








えっ…いきなり名前言われても


…ねぇ。





「あ…えっと…その…えーっと…」



なに話せばいいのーっ(涙)






「名前、何ていうの?」
















はっ!そういう事か!






名前を聞かれてるのか・・・。









「か…かっ…きゃみ、





神山陽菜ですっ!」






うわ、名前言ってるだけなのに、





今何回噛んだ!?







「陽菜ちゃんね♪




俺の事はしょーって呼んで」








な…なんか勝手に名前呼びに…。






てかよく見ると格好いい…。






名前呼び?
そんなの、むり。




恥ずかしい…。





「あ、はい…


よ、よろしくですっ」












勇気を出して話しかけようと思ったら、





朔田くんはもう違 う男子と話していた…。










うう(;_;)