夕飯が終わり、みんなでお茶を飲んだ後、和也は大塚家を後にした。


 私は、和也を見送るべく一緒に家を出て、今は門の所で立ち話中。


「おまえ、そんな格好で寒くないか?」


 私はTシャツ一枚にショートパンツという、薄着のまま外に出ていた。

 本当は寒くはないのだけど、


「ちょっと寒いかも。温めてほしいかなあ」


 なんて、言ってみた。

 すると和也は、


「わかった。風邪引いたら大変だもんな?」


 と言い、ブレザーの前で私の体を包むようにして、抱いてくれた。


「和也の体、暖かい……」


「彩花の体、イヤラシイ……」