「脚ぐらい、なによ? 遊園地に行った時だって、短いパンツ履いてたじゃない」


「あの時は黒のストッキングを履いてたろ? 生脚とは大違いさ」


 まあ、それはそうよね。


「最近太くなって来てるから、あまり見ないで?」


「そうかあ? ちっとも太くないだろ? 俺はこれぐらいでちょうどいいなあ。真っ白でムチッとして、たまんねえ。触っていいか?」


「ダーメ。もう、脚ばっかり見るのはやめて!」


 そう言って和也の顔を両手で挟み、上に向けると、自ずと二人の顔はおでことおでこがくっつく程接近するわけで、一瞬見つめ合った後、どちらからともなく唇を合わせる事に……