「…あ、アンタが悪いんでしょ。…と、年上に逆らうから…!
とにかくアタシ、絶対アンタには売らないからね…ッ!!」
ダメだこの人、頑固にもほどがある。
でも私だってノコノコ逃げ帰るなんてまっぴらだ。
こんな意地悪な人に負けたくない。学校の先生だって言ってたもの。
悪いことはちゃんと悪いって教えなきゃ。
「もう!意地張らないでよ!
年上のくせに恥ずかしくないの!?」
「うざったいんだよバーカ!!
悔しかったら薬屋連れて来て直談判でもすれば!?」
「ヨシヤは来られないの!
知ってるくせに!意地悪!ひねくれ者!」
「さっきからヨシヤヨシヤって…アンタ気安すぎ!!
薬屋と一緒にいられるからって調子乗ってんなッ!!」
「言ってる意味が分かんない!」
もう、何なのこの人さっきから!
やたら私とヨシヤのこと気にしてネチネチネチネチ…。