小学校六年生になり、あたしは勇樹のことを諦めた。


このまま好きでいても臆病者のあたしは告白すらできない。


そう思ったから…


友達に諦めるわ!!と笑顔で告げると、


そっかぁー…っと少し残念そうな顔をされた。


でもやっぱりあたしは勇樹のことを目で追っていた。


やっぱり好きなんだと…