「っいいの?あたしなんかで・・・・・・あたし別れるって言ったとき、優希にひどいこと言った・・・・・・」


「あー、あれは・・・・・・しょうがねぇだろ。理由も何も言わないでずっと隠したりとかしてたんだから。不満も貯まるよな」


そこまでいって優希は気まずそうに頭を掻いた。


「俺は、お前じゃないとだめだ。今度は隠したりなんかしねぇよ。もしなんかあったら俺が守るから」


突然グイッと引き寄せられ、あたしはすっぽりと優希の腕のなかに収まった。


「返事は?」


優希はあたしを抱き締めながら耳元て呟いた。


ここまで言われたら・・・・・・ねぇ?


「あたしのこと必死に守ってください」


そう言ってあたしは優希の背中にギュッと腕を回した。