そう言った優希。


「っの、離せ・・・・よっ!!」


いきなり全身の力で優希の腕を振り払うと、北嶋は再び優希に殴りかかった。


そこからは二人の殴り合いが続いた。


その間あたしはどうすることもできず、ただただケンカが終わるのを待つしかなかった。


そして───・・・


ドサッ


優希の顔面パンチで北嶋はその場に倒れた。