「こいつは俺となんも関係ねぇよ。返せ」
関係ない・・・・・・。
自分ではわかっていても、実際口に出されるとキツい。
「いや、関係なくはねぇだろ。お前の元世話係。それに関係ないやつのためにお前がそんなに必死で助けにくるか?」
その言葉に優希は眉をひそめた。
「まぁでも、何も関係ないんだったら俺がこの子に手出そうとお前には関係ねぇよなぁ」
そう言うと北嶋はぐいっとあたしの顎をあげ顔を近づけた。
あたしはいきなりのことで抵抗できず、あと数センチで唇が重なるとき、北嶋は吹き飛んだ。
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