はぁ、と小さくため息を吐いたとき、ガシャン!!と外から大きな音が鳴った。


それと同時に外にいたのであろう金髪の仲間が騒ぎだした。


「来た」


と金髪は一言呟き、ドアのほうを見た。


数分後、バン!!と勢いよくドアが開き、そこには息を乱した優希がいた。


「北嶋、てめぇ」


優希は金髪を睨み付けながら言った。


どうやらこの金髪は北嶋というらしい。


「ははっ、まさかお前がここまで必死になってくるとは思ってもなかったよ」


北嶋は楽しそうに言った。