「なんでそんなことが言えんだよ?」


「あたし、もう優希となんの関係もないんで」


そう言うと金髪は片眉をピクリと動かした。


しかしすぐにまた元の顔に戻ると、


「いや、あいつはくるんだよ」


と言った。


自信ありげに言う金髪にあたしはため息を吐きたくなった。


そんなマンガみたいな展開あるわけないじゃない。


もうあたしたちの間にはなんの関係もないのに。