だめ。これ以上言うと優希に嫌われる。


「でも優希は全然あたしにかまってくれないし、好きなのかどうかも──・・・」


「もういい」


あたしの言葉を遮って、優希が言った。


「今まで辛い思いさせて悪かったな」


そう言うと優希はあたしの頭をポンッと撫で、教室を出ていった。


・・・・・・終わった。


あたし、優希と別れたんだ。


もう優希の彼女じゃなくなったんだ。