「だってさ、父さんも母さんも頼も組織の奴らも。みーんな大好きだもんね。あたしにしたら紅蝶も降灰もみーんな家族で大好きなんだよね。」
えへへ。
こう言えるようになったのも、割りと最近なんだけどね?
「お、忘れてた。あたし縁を切った両親以外に1人だけ血が繋がってる家族いた。」
んにゃ、忘れちゃダメな存在だ。
「兄貴、剛ってゆー。」
その言葉に青龍が反応する。
気づいたかな。
「お前、まさか…青龍総長だった麗亜さんのことじゃねーだろーな。」
「いぇーす。まぢビンゴ。」
数秒後。
全校生徒ごめんなさい。
そういいたくなるような叫び声が校舎に響いたのは言うまでもない。