何が何だか分からんくなるよな………。
実は現在、蓮乃は左目が硝子の破片で片目を失ってて、背中に大きな傷があるんだ。
しかもその背中の傷は一生消えないんだ…。
背中の傷は俺が負わせた……。
それは今から約4年前。
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蓮乃が目の怪我はしていたけど、背中の傷はまだなかった時だ。
実は、俺達…。
愛花と俺は付き合っていたんだ。
今は高校3年生卒業近いから、中学3年の時だな。
愛花と付き合っていた時は毎日が幸せだった。
『雄瑠~、今日も一緒に帰ろっ?』
『あ~、今日はちょっと呼ばれてるから……先帰ってて。』
『…待っとこうか?』
『大丈夫、明日は一緒に帰ろうな?』
『うんっ♪分かった!
じゃ行くね!!』
もう、明日なんて来ないのにな……。
今考えてみたら愛花の笑顔を見たのがこれで最後かもしれない……。
呼ばれたっていっても体育館の舞台…。
誰に呼ばれたって?
それは、蓮乃に決まってる。