「あ?」

「いえ、何も☆」


聞こえてたのか、地獄耳め!!
声大きかったかな~。



「じゃあ、どうにかして持ってくるから……、私の部屋、探んないでよ?」



「あぁ。……多分な」


わざとらしくニヤッと笑うヨッシー。


「怪しいな…。絶対だからね!?」

「しつけぇ。分かってるっての。早く行けっ」


ヨッシーがそうやって急かすから、私はゆっくりと部屋を出て行く。