「俺だって知りてぇよ…」


俺は頭を抱えて俯いた。


それを見て気を使ってくれたのか、

「…まぁ、ゆっくり思い出したら?まだまだ時間あるしっ」


白崎はそう言って笑った。



「…それもそうだな」


時間が立てば、思い出すかもしれない。
俺はそう考えて、頭を軽くした。




「――………///」

何も考えないようにしていたら、キ…キスの事やら、ベッドの事やらが蘇ってきた。



「………そういえば、白崎の他に誰かいるのか?」



俺は紛らわすように、他の話題を持ち掛けた。