「なぁ」
「なんスか？」
可奈子がいきなりヨッシーに話かける。
「アタシは浜田可奈子。好きに呼んでくれ」
「分かりました。俺は吉屋隼人ってゆうんで、好きに呼んでくれてもいいですよ」
ヨッシーが腕を組ながら上から目線で可奈子に言う。
「さりげない上から目線がムカつくな…。じゃあヨッシーで」←
「アンタもですかっ!!!」
これは……
地味にため口なのか？
「…じゃ、行こうか」
「そうだな。ヨッシー、アンタどうすんの？」
「一応見学で」
「おっけ、監督にゆっとく」
「有難うございます」
何だかんだで、サッカー部グラウンドへ私たちは向かった。
