「速水…俺、速水が好きです。付き合って下さい」


「えっ…遠藤くんが、 私を?」



遠藤くんは、学年で1番モテた。


サッカー部のキャプテンで、
かっこよくて爽やかだ。


そんな彼が、私のことを好きだなんて
とてもすごいこと。
奇跡のようなこと。


でも。


やっぱり彼は男の子で。


「ごめんなさい。私、男の子と付き合うとか考えれなくて…」