「えー、では委員決めを行います。」

先生が言った。


面倒臭ぇー。
でも好感度上げのためになんかやんないと。


わたしは、柳井 美佑。
今年、この中学校に入学してきた。

部活は……まだ決めてない。


「美佑ー?何するー?」

この人は田沼 美奈子。
わたしはみなちゃんと呼んでいる。

唯一の友達だ。と言うか、わたしはこの人しか友達だと思ってない。


「わたしねぇ、学習委員やろっかなって思ってるんだ!」

「ふーん。」

学習委員か…。
確かにみなちゃんは何気に頭良いから合ってるけど。
「もー、いっつも美佑は冷たいんだから!」

「わたし、こういう性格だから。」

「またそういうこといってぇ!……そんなんだと彼氏出来ないよ!」

彼氏とか……作る気ないし。



「決まりましたかー?
では、決めていきまーす。」

先生がそう言った。