すると


いっきに



らんの顔が真っ赤になったのが


わかった。


らんは、こうみえて


恥ずかしがり屋なのだ。



「らん、顔赤いよ?大丈夫?」




「べ、別に

 赤くなんてなってないよ!」



「らん、かわいい。」



「え?今なんて言った??

 聞こえなかったー!」



「なーんでもなーい!」





私は席を立ち


廊下へ向かった。



そのあとに


「ねぇ~、
 
 おーしーえーてーよおおお。」


と、言いながら


らんがついてくるのを


見るために


後ろを振り向きながら


歩いた。




・・・・・・・・・ドンっ。