「あんた、まだパジャマ!?」

「あんたあー?今から、眞子お姉さまが何を妹のあ・ん・た、にあげようとしてっか
わかってんのー!?」

わざとらしく、頬を膨らませて腕を組む。

「あげる・・・?なんかプレゼントかなぁー!?眞子ちゃんありがとねー」
対抗して、幼稚園児に接する様な喋り方をする。

「はい、スクバとリュック 金の心配なんぞせんで、使いなさい!お年玉消えたけどね
うん、きにしないでっ これからバイトきちんと行かなくちゃヤバいけどね
心配いらないよー」
いやみたっぷりに、言われたけど凄い嬉しかった。

「マジで!?ヤバい~ 超嬉しいよお ありがと、大切に使うねっ」

通学用のカバンは指定がない。一応、学校のカバンはあるけれど特別な行事意外は
みんな使わない。普通の日に使うバッグちょうど探してたんだあ・・・。

さすがはお姉ちゃん!

「お昼出来たよー!」
お母さんの声で私たちは一階へ降りて行った。