「まぁまあ 座りなさいよ」
ニコニコしながら絢子先輩が
あたしを座らせた。
「サッカー部かぁ?野球?」
「何の話ですか…?」
自分でもわかっていながら
こんなこと平気に言うのは恥ずかしい。
「恋したんだなあ その目は」
バレた…。絢子先輩だし
言っていいんじゃない?
「何言ってるんですかあ!
居ませんよ!!」
心とは逆にあたしは 勝手に
絢子先輩に伝えてしまった。
「んもー!はいはい」
絶対バレてるし。恥ずかしい…
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