これが、まりや先輩との出会い。

「あ、ごめんねぇ あたし、フルートの静美まりやだよ 宜しくね

スカートは水色のチェックで短くて、茶色のセーターに薄い水色のシャツ。

茶色のブレザーをはおって凄く可愛い雰囲気だった。

「お、お願いします!」
あまりに、美人で私はこの時まりや先輩みたいになりたいって思った。

この日は、簡単な自己紹介をしてまりや先輩とも絢子先輩とも部長とも

案内してくれた、石井梨花先輩ともメアドを交換した。

そして、18時に下校。

真衣と一緒に校門を出た。
「まりや先輩凄い、可愛いくない!?憧れちゃう~」

真衣が、飛びはねながら言った。

「あたしも!!制服っていうか、あの着こなしっていうの!?最高だよねー
髪も長くてふんわりパーマで・・・フルートが似合うなぁ」

真衣は、あたしの家の最寄り駅の一つ前の駅で先に降りた。

「ただいまー」
家に帰ると、ロンがしっぽを振りながら出てきた。

「ロンー!居たのぉ あれ?お母さんは?」

ローファーをそろえずに、リビングへ行くと