佑真side

「ちょっとトイレ」

この時に俺が行かなければ・・・

あんなことにならなかったのか・・・

なにやってんだよ。。。俺。

せっかく雅翔の初恋応援するのに。。。

事の始まりは    俺がトイレに立ってからの話

「上達されましたねpiano・・・

ん?この声は・・・確か

シェフ?


誰と話してるんだ?

でも・・・あんまり立ち聞きとかはよくねえだろ・・・

俺はその場を離れようとしたとき

「なんで!?あの人の命令?!」

急に舞宙夢ちゃんの声が聞こえた・・・

こんなに大きな声出すんだ・・・   なんで?シェフと知り合いなのか?

「・・・・」

「・・・」

そのあとの会話はあまり聞こえなかった。。。

その前にあんな大きな声を出した舞宙夢ちゃんにびっくりした


でも


この声だけは聞こえた


「お嬢様」

お嬢様?・・・舞宙夢ちゃんが?

確かに振る舞いもちょっとお嬢様みたいだけど・・・

ほんとにいるの?

こんなところに

「お嬢様と執事って」

これが事の始まり

この会話で分かったことは

舞宙夢ちゃんがお嬢様でシェフが執事だったってこと

そして

雅翔と舞宙夢ちゃんは執事が決して結ばせないってこと

どうして?

あいつの初恋の邪魔をするんだ?