行き先は近所のファミレス。

だいすきなモーニングを食べに行く。
とりあえずの目的はそれだけ。

急にたくさんのことをやろうとしても、出来そうにない。
ちょっとづつ進めばいい。


マンションを出て少し歩くと電柱に隠れるようにして、一人の女子高生が立っていた。

紺色の制服。

まだまだ弱い私の心は、たったそれだけのことでビクンと跳ね上がる。