桜の季節を終え、深緑の夏のはじめ。

久しぶりの外は爽快だった。


空はどこまでも澄んで、ブルーの絵の具にたっぷり水を含ませたかのような、本当の水色が空いっぱいに広がっている。

顔をだした太陽が、ゆっくり地熱を高めていく。

いい天気。

すう、と、肺いっぱいに酸素を吸うと、身体に血が巡って生きてると実感した。