私はふわりと笑顔で、


「陛下の元でお世話になっております。なつかともうします。どうぞよろしくお願い致しますわ、ディーゼル伯爵様。」


いかにもー、な優しげで気の弱い感じを演出。
後ろにいる娘も私を見て勝ち誇った笑みを浮かべる。


「それで、陛下。彼女はどこから、」

「あぁ、そうだな。なつかは異世界からきた。時空の歪みに巻き込まれ、城に落ちてきたのだ。」


妃候補ではない、と安心したのだろうかふぅと溜め息をつく。
丸見えだっつのっ。


そして、ディーゼル伯爵は後ろの娘を前に出して、


「これが私の娘です、」

「ビクトリア・ヒィルクト・サフリナですわ陛下。」


膝をおり、前屈みになり、たわわなお胸をつきだし見せる。
ってか、丸見えです。
下品だなー、


なら、いっそ裸でこればいいのに。


「ビクトリアですわ」


コチラに向き、同じように挨拶をする。プロポーションの差を見せつけているのだろう。


「なつかですわ。よろしくお願い致します、ビクトリア様。」


私あんまり気にしてないので、意味ないですよー。