『パパとはバイバイなの?』
「そうごめんね希妃(きい)」
『大丈夫。ママがいてくれるから』


私は辛そうなママに精一杯笑って見せた。
でも本当はすごくすごく悲しくて陰で泣いていた。

「希妃」

そんな時希望(のぞむ)はいつもそばにいてくれた。
笑ってごまかす私の本当の辛さを分かってくれる
たった一人の人希望。

私はそんな希望が大好きだった。

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「希妃遅いおいてくぞ!」
『あっ待ってよ希妃道わかんない』

あれからすぐお母さんは病気で死んだ。
引き取り先のない私を可哀想に思い
希望の両親が一緒住もうっと言ってくれた。
希望の両親には本当感謝してる。
もちろん希望にも・・。