私は、家の中に入ると直ぐに自分の部屋へと入った。


少し前に眠っていたのにまた眠たくなった。



私、どうしたんだろう…………?まるで誰かに呼ばれているみたい。



私は、そのままベッドに倒れ込んだ。



我慢出来なかったんだ……………。



私の意識は、あっという間に無くなった。



目の前には、桜の花びらが舞っている。



雪さん…………?



いつもなら雪さんの声が聞こえるのに…………。



『やっと私の声が聞こえたのね…………?』



今まで聞いたことの無い声が聞こえた。



目を凝らして見てもその姿を見ることは、出来なかった。



『私の姿は、見れないわよ…………?だって私は、あの姫と違って生きているんだから……………。』



ドキ



この人雪さんの事言ってる?



でも、この人生きているのにどうして私の夢の中に入ってくるの?



『私は、貴女に記憶を思い出して欲しくないのよ……………貴女に思い出されたらこっちが困るのよ…………。』



その女の子の声は、まるで笑っているようだった。



この人は、誰なの…………?