どうして?!付き合ってるって噂が流れているんじゃあないの?
すると、それを見て慧ちゃんが溜め息をついた。
ドキ
私は、びっくりして慧ちゃんを振り向いた。
「やっぱりな……………その人が本気で好きだったらその相手が誰かと付き合ったとしでも、自分の気持ちに気付いて欲しいものだ……………たとえ、断られると分かっていたとしてもその思いを遂げたいんだろう、その相手を忘れて次の恋に進むためと考えてる人もいるだろう…………だからいつもよりラブレターが増えたって事だろうなぁ。」
そうなんだ……………だったらこのラブレターの相手に会った方が良いのかなぁ?
私がそう思っていると慧ちゃんが近づいてきた。
「雪奈…………まさかこの手紙の相手全員に会った方が良いとか考えてないか?」
ドキ
何でバレたんだろう?だったら違うって事なのかなぁ?
でも、さっきも忘れてるためだって慧ちゃん言ってたし。
すると、慧ちゃんはさっきよりも深い溜め息をついた。
さっきから慧ちゃんってば溜め息ばっかりじゃあ無い!私が何か悪い事でもしたって言うの?
私は、軽く慧ちゃんを睨んだ。
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