慧ちゃんは、少し苦しそうな顔をする。



慧ちゃんは、告白されなくなるのが寂しいのかしら?
だったら少し嫌だなぁ~!


もしかしら、慧ちゃんに告白する人がいなくなれば慧ちゃんのそばを離れること何てなくなるもの。



私ってワガママかも知れない………………けど、慧ちゃんのそばにいたいのも事実だから。



「大丈夫よ!雪奈……………何があっても慧佑君が雪奈から離れる事何てないんだから。」



棗が私の肩に手を載せながら優しく微笑む。



私は、一度首を縦に振るしかなかった。



だって、告白が無くなる訳ないもの。



そう簡単には、恋心が無くなるわけないんだから。



そして、私の予想はバッチリ当たる事となった。



靴箱を開けるととめどない手紙が雪崩が起きたのだ。


それも、今までより最高だった。



「慧佑!お前凄いラブレターの山だなぁ!」



そこには、今日もたくさんの手紙が落ちていた。



「雪奈、少し靴箱から離れて!」



私は、訳も分からず少し後ずさった。



バサバサバサ



「今日は、雪奈ちゃんのが多いみたいだね。」