なんだかあたしと彼女の間に


周りのみんなには見えないなにかがあるような



そんな風に感じた



黒板掃除も話が続かなくなった




「なんかあたし光とほんと話続かないんだよね…」

「えーなんで?普通に話せるでしょ」


「え、じゃあむしろ何話すの?」


「んーこんな感じの世間話とか?あーてかそれよりさー……」




やっぱりあたしだけか…こんなギクシャクしてるのは。



光には全部見透かされてるような気がする




この気持ちだって


だからたぶん彼女を前にしたとき思うように話せないんだ







こうしてあたし達の間にわだかまりみたいなものが消えないまま、1学期は終わった