休み時間………



尚子と優季と喋っていた


彩やほか数人は机につっぷして寝ていた



「彩爆睡してるー」


「てかこの2列ほとんど寝てるよ笑」




ふと彩の隣の席のひとを見た





光だった


もう彼女のことはみんなもあたしも光と呼んでる





光は机に腕をおいて顔を埋めていた




すると





ふと顔をあげた




その顔には




目が隠れるほどの




前髪がかかっていた



その前髪から覗く眠そうな、それでいておおきな瞳



それを見た瞬間




自分の心が一瞬揺れ動いたのがわかった