「俺白龍行ってくる」
俺は立ち上がった
「は?」
俺は教室を出る
「雄雅?ちょっと待って!
本気か?」
那智に止められる
「あぁ
白龍が紅花の文化祭に何の用があったのか聞いてくる」
「なら俺も行く
つうか白龍ってどこにいんだよ」
「英鈴高校に通ってるって聞いたことある」
「は?
あの隆黒の次に頭いいとこ?!
なわけねえだろ」
那智の言葉を無視して俺は学校を飛び出した
「ほんと雄雅って嵐の事になると周り見えなくなるよな」
英鈴の門の前で那智が言う
「悪かったな」
「もう慣れた」
「サンキュー」
俺の言葉に那智が笑う
「あの人たちかっこよくない?」
「確かに」
「紅花だよ
雄雅さん知ってるかな?」
女が群がり始めた
「さすが雄雅だね」
那智が笑う
「嬉しくねえよ」
「ねえあのさ」
那智が一人の生徒に話しかけた