「いやなら黒崎にお戻りになったらいかがです?



そうすれば桜に対する嫌がらせも止めるそうですよ」


「それは・・・」



「できないでしょうねぇ


黒崎にとってあんたは捨て駒


いつどこで誰につかまって死んでも

構わない存在にしか扱われないですもんね」


夢ちゃんそんな扱いうけてたんだ・・・


「だから逃げた


桜に嫁げば黒崎から解放される


その考えが間違いだったんですよ


あんたが逃げることであんただけが苦しめばよかったことが


関係のないみんなに回るんです



おわかりですか?」


「やめろ黒崎」



兄貴が止めに入る



「結局お前らの狙いはなんなんだよ」



「捨て駒の返却です」


夢ちゃんの・・・返却・・・



「あたしが帰れば嵐たちを傷つけないって言うわけ?」



「ええもちろん」


嘘だろ


あんなに優しい夢ちゃんを捨て駒扱いするために・・・





すると夢ちゃんが笑いだした