「ハルキがつかまりました!」




たまり場に下っ端が駆け込んできたのは夕方の6時ごろ



「相手は?!」

「それが・・・


黒崎組です」



夢ちゃんと兄貴の結婚に反対していた黒崎組は桜華会を相当恨んでいた


「兄貴に連絡しろ」



♪♪♪♪♪♪♪♪♪



『着信:瑞也』


この時はまだ白龍とも仲が良かった


「はい?」


『潤が黒崎に連れてかれた


桜の奴も一緒だったって聞いたけど』



「潤が?!」



大森潤



当時の白龍の幹部だった男だ



『黒崎から人質引き渡しの条件とか来てるか?』


「いや今兄貴に連絡してる



分かり次第連絡する」