「ちょっと待て瑞也


お前今何て言った?」


千秋が聞く



「2年前のあの日白龍に電話してきた嵐は言った



桜の下っ端を優先する


隙があったら潤を助けると


でも助かるのは一人だと言われていた


結局俺達があの場に行った時桜の下っ端の姿はなく



潤は撃たれて・・・」




「あたしは言ってない」






「は?



今更とぼけんのかよ!」



頭の中が混乱してる



「あたしは本当にそんなこと言ってないんだ



そもそも白龍に電話したのはあたしじゃない」




「どういうことだよ?



じゃあお前は何を誰に伝えたんだよ!?」






あたしは2年前のあの日のことをゆっくりと話し始めた