そこまで?(笑)




「うん、でも樹里強いよ。さあ、お次は誰かな?」


「じゃあ俺が!」




勢いよく手を上げたのは智也だった。




「っしゃー!こいっ!」




・・っぶね!



余裕ぶっこいてたら智也の蹴りがあたしの横脇ギリギリに宙をきる。



こいつ、何気強いな。



やりがいがある!




「智也!お前はその長い足を生かせ!」


「うぃ!」




タイマンの真っ最中あたしはアドバイスをする。


智也は足が長い。


その上蹴る力も強いから喧嘩ん時はそれを使えばいいと思ったの。




「よし、智也」


「はぁ、はい」