「そっち...行ってもいい?」

そういって指差したのはアタシの隣。
向かい合わせで座ってたから...
まぁ、別にいいよね?

「いいよ~」

ノコノコとやってきた晃。
寂しかったのか?こいつ。

「なぁ。莉那?お前は好きなやついんの?」
「いない...かな?晃の好きな人って誰?」

「ビックリするからいわねぇ。まぁ、気づくかもしんないけど。」
「どーゆーこと?」

「大声出すなよ?」

「はっ?....!」

―――――ギュ―――――

「こ、晃?」

抱きしめられてる...?
な、なんで?

「ちょ、ちょっと!!!」

離された...と思ったら...

―――――チュ―――――

う、嘘。
ま、またキスされてるっ!!!

「んっ...あ...」
な、長い...
どうしよ...

何度もそれを繰り返されて...
離してもらえなくて...