「で。なにするの?」
「テーマパークに行く。」

「はっ!?な、なんでそんな急なの?」
「いやー実はさ、怜兄の友達にやるっ!っていって貰ったから。」
「なんでアタシなの?あぁー、友達いないとか?」

「は?いるし。少なくともお前よりはいる。」

「アタシも結構いるんですけどー?美那とか奈那姉の友達いるしぃ~...」

「はいはい。もういいです。」

なにその俺はお兄ちゃんですよ見たいなかんじ。
ちょーうざいんですけどぉっ!!!
ってかテーマパークとかなんで彼氏でもない男と二人っきりで行かなきゃなんないの?
マジ意味わかんないっ!!!

「お前、全部口に出てるぞ。」

「嘘っ!!!」

アタシはあわてて口を抑えた。
まぁ、真実しか言ってないし、別に傷つける事も言ってない。

「それ以上言うと塞ぐぞ。」

「は?なにをどうやって塞ぐの?」

「口をこうやって塞ぐんだよ。」